【決定版】フランクフルト空港でリモワを格安で購入、確実に免税手続きする方法を超詳細に公開します。
初めまして、ゴマシソです。
先日、ANAの特典航空券とSPG AMEXのポイントを使用して格安でドイツ旅行に行ってきました!
今までブログやってませんでしたが、このノウハウは残したかったので突貫で書き綴っていきます!
今回のドイツ旅行の目的は「フランクフルト空港のWorld Shopでリモワのルフトハンザコラボスーツケースを買う」ことです!
で、こちらが今回、私が購入したリモワ ビジネストロリー ルフトハンザモデルです!
フランクフルト空港 ルフトハンザ航空ビジネスクラスラウンジにて
国内で買えない代物。ルフトハンザのワンポイントがカッコイイ!
ユーロ高とはいえ、国内で購入した場合の無印トパーズビジネストロリー(通常モデル)と比べても3割引で購入することができました!
今回、リモワのスーツケースを合計で3つ購入しました。自分用1つと友人のお土産用が2つの計3つです。
今回の購入にあたり、他のサイト様もいろいろと参考にさせて頂きましたが、空港内の場所を含め、決定的なものがなかったので自身の備忘録も兼ねて超詳細にその方法を記していきます。
一般的な免税手続きにも参考になるかと思います。
今回の私の免税手続きは結構ややこしいです。
何がややこしいかというと。
1. 帰りの便に乗り継ぎがある
EU内で購入した商品の免税手続きは最終立ち寄り国でしなければならないという掟があります。
ただ、これも絶対はなく、乗り継ぎで帰国する場合、時間が十分に無い場合は出発空港で手続きすることも可能なことがあります。
今回、私はフランクフルト→ヒースロー→羽田という乗り継ぎでした。
※往路の羽田チェックイン時にANAのグランドスタッフの方に聞いたら「イギリスはEUだからフランクフルトで免税手続きして大丈夫ですよ」と言われたけど実際どうなの?
そういや、イギリスの通貨はユーロじゃないですし。どうすりゃいいの!
無知ですみません。
因みに往路は羽田→パリ→フランクフルトというフライトです。いろんな空港を見たかったのでこういう感じのアレンジにしてみました。
2. 新品状態じゃない商品の免税手続きがある
フランクフルトについた途端に日本から持ってきたスーツケースが壊れて、観光からの帰りがてら帰国前日にも空港に寄り、自分用の1つだけ前倒しで購入したためです。
3. 預け入れ・機内持ち込みの両方の免税手続きをする
自分用で機内に持ち込むものと、お土産用の預け入れるスーツケースの両方免税手続きをする必要がありました。
などという、割と全部入りを初のフランクフルト空港でやってきました!
きっと皆さんのお役にたてるはずです!
大まかなステップ
1. 出発前に欲しいモデルを探す
2. フランクフルト空港内World Shopで購入する
3. 免税手続きする旨を店員さんに伝えて免税用紙をもらう
4. 免税用紙に店員さんのサインを必ずもらう
5. フライトのチェックインを行う
6. 免税する荷物(スーツケース)は絶対に預入荷物にしてはいけません!
7. テキトーな場所で免税用紙に必要項目を記入
ここから2種類に分かれます。
A: 買ったスーツケースを預入荷物にする場合、制限エリア外で手続きする
A-1. 税関でお店でもらった免税用紙にスタンプをもらう
買ったスーツケースをベルトコンベアに載せる
A-2. スタンプをもらった免税用紙を免税代行業者(Premier Tax Free)に提出する
返金先を現金かクレジットカードか選ぶ
以上です。
B: 買ったスーツケースを機内持ち込みする場合
B-1. セキュリティチェック・パスポートコントロールを経て制限エリアへ
B-2. 税関で免税用紙にスタンプをもらう
B-3. スタンプをもらった免税用紙を免税代行業者(Premier Tax Free)に提出する
返金先を現金かクレジットカードか選ぶ
免税用紙を窓口横のポストに投函
以上です。
大まかと言って随分細かいですが、実際のステップはこれだけあります。
上記ステップだけを見ても実際の行動をイメージできませんよね?
国内ならともかく、そして英語は通じるとは言え海外です。事前に準備しておくに越したことはありません!
渡航前に随分イメトレしましたが、実際現地に行くと窓口の場所がわからなかったり、順番がイマイチわからず若干右往左往しましたw
ただでさえ広いフランクフルト空港、余計な時間を使わず、最短で手続きを終えて、そのあとは制限エリア内でゆっくりお土産を選んだり、ラウンジでまったりビールでも飲みましょう!
では、詳細に解説していきますね。
1. 欲しいモデルを探す
まずは出発前に欲しいモデルをWorld Shopのサイトで選びます。
こちらで事前に購入して現地で受け取ることも可能ですが、私は現地で選び、その場でカード決済しました。
もちろん、決済はANA VISA SFC GOLDカードです!
オンラインであれこれ選ぶのも楽しいですが、現地で現物を見ながらアレコレ悩むのも楽しいですよ!
2. 購入する
フランクフルト空港ターミナル1には2つのWorld Shopがあります。
微妙に品揃えが違うので両方訪れてみても良いですね。
私はMap右側のお店で購入しました。
制限エリア外にもお店がいっぱいあるのでお土産探しの方は時間配分をお忘れ無きよう
前述していますが、欲しいモデルが決まっている場合、事前にオンラインで購入し、確実に在庫を確保するのが最も安全です。
ただ、受取日の4日前には購入完了しなければいけません。ギリギリまで悩みたかった私はリスク覚悟で現地購入にしました。(実際は迷いすぎて4日前までに決められなかった。。。)
そしていざフランクフルト空港のWorld Shopに赴くと、むしろ在庫が潤沢すぎて悩みまくりましたw
私はラッキーにも品切れなどなく、狙っていたモデルを購入することができました!
しかも、ラスト1個の現品限り。
英語が拙いものの、お店の方にもの凄く丁寧に説明していただきました。
「機内持ち込みしたいんだけど」というとあれこれ出してくれます。そもそもキャビンサイズのスーツケースには「Take me on board」というタグが付いています。
ちなみにこのタグの定義はルフトハンザ航空の定義なので、他社では微妙に違ったりします。
ANAなどでは規定上NGとされている微妙なサイズもルフトハンザ航空では機内持ち込み可とのことです。パイロット・トロリーや、私の購入したビジネス・トロリーなんかがそれに当たりますね。
実際、私が購入したトパーズのビジネス・トロリーもANA便では特に止められることはありませんでした。店員さん曰く「パイロット・トロリーくらいちょっとオーバーしててもLCCじゃなきゃほぼOK」とのこと。
ラウンジでまったりしていると、パイロット・トロリーとかたまに見かけますもんね。
World Shopの店員さんは日本人の接客になれていらっしゃる様なのでガンガン聞いちゃって大丈夫です。2割くらい日本語で返してくれますw
自分用は前日に既に購入済み、帰国日は友人へのお土産用に2個、合計3個購入。
希に「Eチケット見せてくれ」と言われることがあるらしいので、プリントアウトしておくとスムーズです。
帰国前日に購入したとき、店員さんに「新品じゃなくなっちゃうけど免税手続き大丈夫なの?」と店員さんにきいたところ「日本人だろ? 免税は新品とか関係無いからマジで全然オッケー」と心強いお言葉を頂きました。
2泊3日のドイツ旅行のうち、かなりの時間をこのお店で過ごしていますw
3. 免税手続きする旨を店員さんに伝えて免税用紙をもらう
自分用購入の時もお願いして、さらに翌日お土産用の2つを購入。「この2つはチェックインするからパッキングしてね」とお願いすると、快く対応していただけました。
パッキングを待ちつつお会計。
ここで、最も重要な言葉!「I want to tax refound!」(ホントにこの通り言いました!)
店員さんも慣れたもので、さらさらと免税用紙を用意してくれます。
機内に連れて行くビジネストロリーの分の免税用紙です。
購入価格価格€619(約¥74,000)に対して€68(約9千円)が戻ってきます!
日本で買えないモデルなので一概に比較できないのですが無印トパーズ・ビジネス・トロリーと比べ、約3割引で購入できたことになります!
免税書類をこんな封筒に入れてくれます。
この封筒、捨てちゃダメですよ!あとでちゃんと使いますから!
お店を後にする時も手を振って見送ってくれましたw
カメラを向けると笑顔で「I love Japan!」と!
4. 店員さんのサインを必ずもらう
免税用紙をもらった必ず確認しましょう!
コレが無いとまた戻ってこなければいけません。
フランクフルト空港、広いです。
ターミナル1でさえ成田の南北ウイングを合わせたよりも広いかと。
空港での書類受取は店員さんが慣れているのでほぼ起こらないと思いますが、街中での買い物を免税したい場合は致命傷になりません!
5. フライトのチェックインを行う
ここは通常どおりに自分の利用するエアラインにチェックインしましょう。
私はANAの特典航空券で発券しましたが、帰路はFRA(ルフトハンザ)→LHR(ANA)ー→HNDというトランジットだったのでルフトハンザのビジネスクラスカウンターでチェックイン。ビジネスとファーストは赤枠の右端です。
6. 免税する荷物(スーツケース)はチェックインカウンターで絶対に預入荷物にしてはいけません!
ここ、超重要です!
万が一、ここで免税したい品物を預け入れしてしまったら元も子もありません。
ここでは、発券して免税する荷物にタグを貼ってもらうだけにしましょう!
もちろん、免税しないスーツケースなどは預け入れて構いません。
グランドスタッフさんもリモワのダンボールを見るとだいたいわかっている様で「これチェックインする?」と聞いてくれます。
すかさず「I want to tax refound!」を唱えます。
一旦ベルトコンベアに載せますが、タグを貼ったらすぐに返してもらえます。
再びカートに載っけて、いざ税関へ。
7. 免税用紙に必要項目を記入
先ほどお店でもらった免税用紙に必要項目を記入します。
・住所
・氏名
・旅券番号
・免税金の払い戻し方法(現金 or クレジットカード)
くらいだったかと。
では、いよいよ免税手続きです!
A: 買ったスーツケースを預入荷物にする場合、制限エリア外で手続きする
大きめの預入荷物を免税手続きをする方法です。
A-1. 税関でお店でもらった免税用紙にスタンプをもらう
World Shopでもらった免税書類に必要事項を書き込んで、いざ免税手続き!
で、私は間違えました。ダブルで。
1つ目の間違い。
・まず免税代行業者に行ってしまう
最初に行くべきは右の税関(Custom)です。
エアラインのチェックインカウンター側から見た景色です。
向かって右が税関で、左が免税代行業者です。
「鷲のマークの税関」と覚えておきましょう!
こちらのカウンターで発券したチケット(私の場合はトランジット分も含め2枚)とパスポート、と免税する商品を見せます。
ヒースローでのトランジットが1時間ちょいしか無い旨を伝えると、無事スタンプをもらえました!
で、スタンプを無事もらえたら、
買ったスーツケースをベルトコンベアに載せる
スタンプをもらったカウンターのすぐ横にあります。
これは迷うことはないかと思います。
緊張しますが、これにて一時のお別れです。
A-2. スタンプをもらった免税用紙を免税代行業者(Premier Tax Free)に提出する
(返金先を現金かクレジットカードか選ぶ)
で、2つ目の間違い。
・免税代行業者を間違える
フランクフルト空港には2種類の免税代行業者があります。
Premire Tax FreeとGlobal Blue。
World Shopの免税代行はPremire Tax Freeです。
このロゴを目指しましょう。
これ同じ列のカウンターなので間違ったら横に移動すれば良いだけですが、もし混雑していたら致命的になりかねません。
画像左側のPremier TAX Freeが正解です。
商品によっては違うことがあるかと思うので、ご自身の免税書類をご参照ください。
で、ここで免税書類を提出しつつ、現金かクレジットカードのどちらかで返金するか聞かれます。免税書類にチェックがあるので事前に決めておくと良いですね。
私はクレジットカードに返金をお願いしたところ「そのクレジットカード出して」と言われ、そのまま出し、カードを読み込んでもらえました。これで万が一カード番号を書き間違えていたとしても安心です。(安心なのか?)
これにてで預入荷物の免税手続きは終了です!
お疲れ様でした!
さて、次は機内に連れて行く手荷物の免税手続きです!
B: 買ったスーツケースを機内持ち込みする場合
B-1. セキュリティチェック・パスポートコントロールを経て制限エリアへ
通常通りの手続きです。
今回、私はガラッガラでしたが、念のためプライオリティレーンへ(スタアラゴールドの恩恵です)。
やらたと日本語が達者な職員さんで、雑談しつつのセキュリティチェックでした。
ポケットに小銭が入っていたのを忘れて引っかかり、体中をさわさわと。
これ、やってる方もオッサン相手に嫌だろうなぁ、と毎度思いつつ。
そしてパスポートコントロールへ。
ドイツからイギリスへのフライトはパスポートコントロールを経る必要があります。
EU内の移動に慣れていないので、どこでパスポートを出すのかわからなかったのですが、ちゃんとあるんですね。
制限エリア内に来ました!
免税店を見て回るのは後にして、まずはこのへんを目指しましょう。
急にざっくりしていてすみません。
でも、一旦この辺に行ってください!
B-2. 税関で免税用紙にスタンプをもらう
さて、ここからが本番。
セキュリティエリア内での免税手続きです。
先ず、鷲のマークの税関でスタンプをもらいます。
自分でもアホかと思うくらい同じ間違いをしました。グレーの丸のGlobal Blueに行っちゃいました。
で、そこのお姉さんに「奥の税関でスタンプもらってきて。あと、これは反対の業者だよ」と。この「反対」がわからず暫く制限エリア内をうろうろしたものです。
で、この税関の場所が「マジでここ?」と思うくらい奥まっています。
この鷲のマークを信じて左折しましょう!Global Blueの手前です。
入ってすぐ右側に税関があります。「鷲のマークの税関」です!
ものすごく普通に手続きできました。
B-3. スタンプをもらった免税用紙を免税代行業者(Premier Tax Free)に提出する
この「2.投函はこちらへ」のところがPremier Tax Freeのカウンターなんです。
「Travelexしかないじゃん!」と思って3回くらい通り過ぎ、さらには反対側のウィングまで行くも見当たらず、もしやと思ってトラベレックスに近づいてみるとPremier Tax Freeのロゴが窓に貼ってあります。
このロゴが窓にこそっと貼ってあります。
トラベレックスって日本じゃ両替商としてしか認識していなかったので、まさかの展開です。
でも、海外ってこういう感じで1つで複数の窓口を兼ねてることってよくありますね。
で、窓口のおばちゃんに「I want to tax refound!」と今日3回目で言います!
・返金先を現金かクレジットカードか選ぶ
既に書類にはチェックを入れているのでそのままオバチャンに出します。
一通り書類をチェックしてくれて、今度は返金先のカードを出せとも言われず「横のポストに書類入れて。封筒持ってるよね?」とざっくり言われ、その通りにしました。
お店でもらった封筒に入れてポストに投函します。
・免税用紙を窓口横のポストに投函
「大丈夫かよ。。。」と思いつつ、一応オバチャンに「どれくらいで帰ってくるの?」と聞くと「一週間くらい」とのこと。
※後日談ですが実際に返金されるまでは1ヶ月程度かかりました。
以上、これが私がフランクフルト空港で行った免税手続きの全てです。
空港がものすごく空いていてラッキーにもこの全行程を1時間以内にこなすことができました。
念には念を入れて4時間前に空港入りしていたのが拍子抜けです。
余った時間で空港内をブラブラしたりラウンジでダラダラしてたりなど。
基本的には国際線に搭乗する場合は2時間前空港入りが基本ですね。
とはいえ、SFCを手に入れてからというもの、日本の空港ではチェックイン〜セキュリティチェック〜出国手続きの流れがスムーズ過ぎて時間が余りまくります。
逆に海外でのイミグレで激混みはザラですが。。。
もちろん、シメはビール!
ルフトハンザ航空のビジネスラウンジにて。
食事はあまり充実しておらず、とりあえずソーセージ食べときました。
帰国!
忘れちゃ行けない帰国後税関。
羽田での税関をスムーズに通り抜けるために、すぐ出せるところに購入したスーツケース(免税品)のレシートを入れておきましょう。
ここは嘘は絶対ダメです。正直に申告しましょう。
合算で20万円以下であれば免税される様です。
新品のダンボールを持っていると、とどこの国でもだいたい止められますので、「友達へのお土産なんですよ、へへへ。」とかいう感じで通り抜けましょう!
おわりに
今年は珍しくゴールデンウィークにすっぽり休みがとれてしまい「じゃ、ドイツまでスーツケース買いに行ってくるわ」ということに。
友人知人同僚からは「アタマおかしいんじゃないの?」「なんでそんな無駄なことすんの?」「あんたバカ?」とか散々言われましたが。。。
しかし!我々マイラーにはそうでも無いんですよね。
当時、私のANAマイル口座には30万マイル、SPGスターポイントも8万ポイントありました。
フライトはANAビジネスクラスの特典航空券で95,000マイル+税金やらでキャッシュアウトは4万円ほど。
私はいろんな空港に行ってみたかったので、あえてトランジットのフライトを選んだのですが、直行便にすれば税金などはもうちょっと少なく済みますね。
ホテルはSPGの20,000スターポイントを使ってでウエスティンに2泊してホテルのキャッシュアウトは€4!
もちろん私もSFCで、ANAのダイヤで、SPGとマリオットのプラチナで、さらにステータスマッチしてヒルトンもダイヤだったり、ついでに楽天もダイヤ。
それを駆使してのドイツ旅行でしたが、それはまたの機会に。
少なくとも、下記のポイントサイト無くしてこの旅行は実現しませんでした!
皆様も是非ご登録を!
だいぶ長くなりましたが、皆様も良い旅行に良いスーツケースを!
旅の楽しさが格段に違います!